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東京訪問と映像制作の裏側、WordCamp Tokyo 2017参加について

2017.11.21 2022.9.26 Inoue 動画撮影・編集

今年の8月18日~9月2日、それから9月14日~10月5日まで東京に行って来ました。その際に参加したイベントや自主制作した映像について、および滞在中に経験したことや感じたことなどについてまとめておきたいと思います。

初めての東京、訪問のきっかけ

私は幼少時代も含め、これまで東京へ行ったことがありませんでした。海外は6回ほど渡航していますが、全て関西国際空港または岡山空港から行っておりますので、トランジットも含めて1度も東京へ行ったことがなかったのです。

きっかけは、私が写真や動画素材を販売しているストックフォト会社PIXTAさんから、無料の動画撮影会にお誘いいただき、その抽選に当たったことです。

PIXTA動画撮影会

動画撮影会は午前・午後の部があり、私は午後の部に参加。こういった勉強会やセミナー的な類のものは初参加でしたので、若干緊張気味でしたが、私含め動画経験の浅い方ばかりでしたので安心しました。

現場には女性モデルの方が2人いらっしゃって、私含め6人のクリエイターさんが集まりました。

そこで売れ筋の動画素材や、カメラの設定、撮影時に気をつけることなど、基本的なことからちょっとした応用的なことも含め、簡単な講義的なものがありました。

私は映像について全て独学ですが、実践ばかりで座学的なものはほとんどして来なかったため、参考になる部分が多かったです。

その後、講義の内容を踏まえてモデルさんの撮影を行いました。

以下はその一例です。

ここで知り合ったクリエイターの方との繋がりができて、東京滞在中に2度ほど飲みにも行って様々な話を聞くことができ、視野が広がりました。色々な意味で参加して良かったと思います。

取引先や友人、SNSを通じて繋がった方々と交流

私は岡山で活動していますが、取引先やクライアントの方は関東圏内の方が結構いらっしゃいます。そのためお会いしたことのない取引先様も非常に多いです。

そこで、今回の東京訪問をきっかけにご挨拶させていただいたり、上京して長い間会っていなかった友人と再会したり、TwitterなどのSNSを通じて知り合った同業者やダイバーさんなど様々な方とお会いしました。

仕事以外にインターネットを通じて人と会ったことはこれまでほぼありませんでしたが、Twitterは業界や趣味の似通った方と繋がることが多いことから価値観の近い方が多いですし、普段から文字ベースではあるもののやり取りを行っていることから安心感もありました。

フリーランスのWebエンジニアでドローンや海が好き、など共通点しかないような方ともお会いできましたし、幼少時代からの友人よりも価値観が近いことから話していてとても楽しく、また刺激もいただけることが多かったです。

私は数年前までほぼ外出することなく仕事ばかりしていたことから、交友関係が広がることはあまりありませんでした。直接お会いする場でしか聞けない貴重な情報もありますし、目標に向かって努力されていたり業界で活躍されている方とお会いすることでモチベーションUPも期待できます。

クリエイターとして成長し続けるためには、積極的に他のクリエイターさんと交流を図ることも大切だと感じました。

初めてのAirbnb

弊社ではインターネットメディアの運営なども行っていますが、マーケットを国内から海外にも展開していきたいことなどから、個人的に英語を勉強しています。(ほかにも勉強する理由は沢山ありますが)

そこで今回、Airbnb(エアビーアンドビー)を使って外国人ホストさんの宿に宿泊してみました。

アメリカ滞在時に現地の友人と一緒に使ったことはあるものの、自分のアカウントで主体的に利用するのは初めてです。

2人で経営されているような感じでしたが、宿にいらっしゃったのはカナダ人のとても人柄が良いホストさんで、食事を作ってくれたり、色々なことをしてくださりました。

また私が滞在中に数十人ほどのゲストが宿泊客として訪れていましたが、その全員が外国人で、欧米・オセアニア・アジアなど様々な国の方と交流できました。

東京のAirbnbで友達になった外国人との集合写真
※ネット上にUPして良いか聞いていない人が1人写っていたので一部モザイク処理をしています

英語を勉強しているけど普段英語を使う機会がない…という方におすすめです。エリアにもよりますがホテルよりは宿泊費もリーズナブルなことが多いです。

Airbnbは違法民泊がかなり話題になりましたが、Airbnb側も対策に乗り出しているようで、届出のない民泊事業者はサイトから削除されているようです。

※可能性は低いと思いますが、民泊では盗難や盗撮など、やはりホテルと比較するならば危険性は増します。貴重品の管理などは徹底しましょう。

WordCamp Tokyo 2017への参加

8月18日~9月2日まで東京に滞在した後、仕事等の関係で1度岡山へ戻り、9月14日から再び東京を訪れました。その際のメインの目的は、9月16日に新宿で行われたWordCamp Tokyo 2017への参加です。

WordCampは世界中で開かれているWordPressのイベントで、東京では1,000人規模にもなる非常に大きなものです。

WordCamp Tokyo 2017のWebサイトファーストビューの画像
WordCamp Tokyo 2017

私はWeb制作をする際にWordPressを使うことが結構あるため、昔からWordCampには興味がありました。

8月の東京訪問でモチベーションが高まっていたことや、Twitterのフォロワーさんの書いていた記事 WordPress初心者も大丈夫!はじめてのWordCampはここが楽しいよを読んでみて参加ハードルがグンと下がったことから、この機会に行っておきたいと思い参加してみました。

午前10時から始まり午後4時40分まで様々なセッションを聴くことができます。

セッションではデザインやマーケティングなど、WordPressに関係のないものも多くあり、WordPressを普段触らない方でもクリエイターの方全般が楽しめそうな感じでした。

また多くのグッズをもらうことができ、入場後すぐにWordPressのキャラクター「わぷー」やロゴ関連のステッカー、それからスポンサーブースでもIT企業の様々なグッズが配布されているほか、スタンプラリーが用意されていて景品がもらえたりします。

私はステッカーやボールペンなどの文房具のほか、スタンプラリーではWordCamp Tokyoのロゴとわぷーの印刷されたトートバッグが当たったり、WordPressの超高速環境で有名なKUSANAGIさんの資料をいただいたりして、帰る頃には戦利品が大量にありました(笑)

そしてこのWordCampの参加費用ですが、

1,000円

なんです(´⊙ω⊙`)!

衝撃的な価格ですよね。都内近郊にお住まいの方はWordPressに興味がなくとも、1度は参加してみていただきたいです。というより参加しないと損です。

私は初めてだったのでセッションばかり追ってしまいましたが、必ずしもセッションを聴く必要はなく、SNSで通じているフォロワーさんと休憩スペースで交流している方も多くいらっしゃいます。

セッションもとても勉強になりますが、それについては後日Web上にスライドが公開されますし、人との交流をメインに楽しむという参加方法も面白いなと思いました。

東京をテーマにした映像制作

私は独立してそろそろ5年になります。現状メインはWeb関連事業となりますが、今後はWebだけでなく様々な分野を展開していきたいと思っています。

その1つが映像制作ですが、新規で映像制作の案件をいただくにあたり、どうしても「このような映像を作ることができます」という作例が必要になります。

そのため、今回初めて東京を訪問したということもあり、東京をテーマにした映像を作ろうと思い制作しました。

以下がその映像です。

私が東京で「見たもの」「経験したこと」などを表現したかったため、PIXTA動画撮影会の様子やWordCamp Tokyoの様子なども少し映像内に含めています。

WordCampでは英語ベースのセッション(翻訳付き)もあったのですが、登壇されていたJC DigitalのMr.Jeffに、YouTubeに公開する動画内にセッションの様子を含めてよいか後日メールで尋ねたところ、快く了承いただきました。

そのほかグラビアアイドルやメンズモデルとして活動している友人、Airbnbを通じて知り合った外国人、WordCampスポンサーブースのKUSANAGIのスタッフさん、Twitterのフォロワーさん、昔からの友人、動画撮影会で知り合ったクリエイターさん、路上のパフォーマー(ラッパー・お笑い芸人)の方など、多くの方々に協力していただきました。

撮影手法

私が初めてカメラを購入したのは2年前で、当初は動画ではなく写真を撮っていました。去年くらいからはタイムラプス(微速度撮影、インターバル撮影)という撮影方法を知って、それが好きで旅先などではよくタイムラプス撮影を行っていました。

そして今年の春ころになり、「ハイパーラプス」という撮影手法を知りました。

タイムラプスは基本的にカメラを固定して撮影しますが、ハイパーラプスは動きながら撮影していくことになります。Instagramがハイパーラプスという名前のスマホアプリをリリースしたので聞いたことがある方も多いかもしれません。

先ほどの動画冒頭の東京駅、22秒~東京タワー、1分37秒~傘を持った男性、2分51秒~東京都庁と東京駅。これらのシーンにてハイパーラプス撮影を行っています。

インスタアプリやジンバルなどを用いてハイパーラプス撮影を行った場合、ブレなどが発生しやすくなってしまいますが、ちゃんと丁寧に1枚1枚撮影することで非常にスムーズな表現が可能です。とはいえ私のハイパーラプスもところどころブレていますが…笑。ただ東京駅のハイパーラプスについては、自分で言うのもあれですがかなり良い感じに撮れたと思っています。

ハイパーラプスの撮影方法について日本語で丁寧に解説されている情報は見かけませんので、このあたり需要がありそうでしたら今度記事にしてみたいと思います。もしも「興味ある!」という方がいらっしゃいましたらこの記事へのコメントなどでお知らせください。

上記ハイパーラプスのほかは普通に三脚を用いたフィックス撮影、手持ち撮影、タイムラプス、ジンバル(Karma Grip)を使ったGoProでの疑似ハイパーラプス撮影などを行いました。

編集方法と使用ソフトなど

今回はハイパーラプスを随所に挟むなど撮影にもこだわりましたが、今まで試したことのなかった編集方法を積極的に取り入れてみました。

使用したソフトは主にAdobe Premiere Proです。

冒頭で東京タワーの両サイドにスカイツリーが現れるカット、そこから渋谷スクランブル交差点のモニターを通してスクランブル交差点のタイムラプスに移行するカット、52秒~改札の映像から電車の扉が閉まって車内に移行するカットなどでは、Premiere Proの「クロップ」と「マスク」を使って表現しました。

また1分26秒~のゆりかもめタイムラプス(モノレール)では、左右または上下対象にするなどして近未来感を出してみました。

そのほか地名や建物名などを表示する際に簡単なアニメーションも取り入れています。

タイムラプスやハイパーラプス写真のRAW現像にはLightroom、現像後の写真を動画化するのにAfter Effectsを使用し、ブレがあるものについては「ワープスタビライザーVFX」エフェクトを適用しています。

今回の映像ではBGMに合わせた画作りを意識しているので、そのあたりも踏まえてご覧いただくと、より楽しめるかと思います。そういう意味では、1分~ゆりかもめタイムラプスまでの間の、特に1分20秒~1分26秒のシーンなどは個人的に気に入っています。

PR動画制作の案件を受注

この東京の映像公開後、それをご覧いただいた方から早速PR動画の制作依頼をいただきました。

実際に映像を制作し、それをクライアント様にご満足いただいて入金いただくまでが仕事ですので、まだ喜んでいる場合ではありませんが、少なくとも東京の映像を見て「この会社に作ってもらいたい」と思っていただけただけでも非常に嬉しく思います。

現在ドローンを活用した様々な空撮表現なども研究しておりますが、来年にはもっと動画に適したカメラや撮影機材を導入するとともに、After Effectsを用いたモーショングラフィックスにも力を入れて表現の幅を広げていきたいと思っています。

国内外問わず駆けつけますので、映像制作のことなどお気軽にお問い合わせください。

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